四日市で『消滅時効の援用』なら【弁護士法人心 四日市法律事務所】まで

１　相手方からの督促状

⑴　見通しを立てることができる

　時効の相談でぜひともお持ちいただきたい資料が、相手方から届いた督促状です。

　時効のご相談の場合、相談者の方が一番関心をお持ちになっているのは、貸金業者等からの請求が時効になるかどうかだと思います。

　そして、時効になるかどうかは、最後に返済したのがいつか、その後、相手方が裁判等の法的な手続きをとっているかどうかによることが多いです。

　相手方からの督促状には、最後に返済した時期や、相手方が法的な手続きをとっているかどうかを推測することができる文言が記載されていることがあり、それを用いて時効になるかどうかの見通しを立てることができます。

　そのため、ご相談の際には、相手方から届いた督促状があれば、ぜひともお持ちいただきたいと考えております。

⑵　現在の債権者が分かる

　また、最後の返済から時間がたっていると、債権譲渡等により債権者が転々としていることもあります。

　そのため、現在の債権者がどの会社で、どこに時効の援用通知を送ればよいかを判断するためにも、相手方からの督促状はお持ちいただければと思います。

２　信用情報

　そのほかに、お持ちいただけると役立つ資料としては、ＣＩＣやＪＩＣＣの信用情報があります。

　ＣＩＣやＪＩＣＣは、インターネット上や、スマートフォンアプリ等から自分の情報の開示を受けることができるので、可能であれば、情報を取得しておいていただけると助かります。

　これがあると、どこが債権者かを確認できるほか、いつころまで支払いをしていたかもある程度確認することができます。

３　裁判所から送られてきた書類

　また、時効の相談では、裁判所からの書類が届いたということで、慌ててご相談いただく場合もあるかと思います。

　その場合には、相手方がどのような主張等をしているかを確認するためにも、裁判所から届いた書類については、ぜひ、お持ちいただくようお願いいたします。

２　選ぶポイント

　時効の援用について弁護士に相談するとして、選ぶ際のポイントはいくつかあります。

⑴　手続きを説明してくれる

　当然のことですが、手続きの流れを説明してくれる弁護士を選ぶようにしてください。

　時効の援用手続き自体は難しいものではありませんが、時効の援用も法律行為に該当するものですし、まして、弁護士に依頼するとすれば費用が発生することになります。

　費用が発生する以上は、どのような流れの手続きであるか、ご本人がきちんと把握しておけるように説明をしてくれる弁護士に依頼すべきといえます。

⑵　デメリットも説明してくれる

　消滅時効の援用を行い、時効が完成すれば、借金の支払い義務を免れることになるため、特段の問題は生じません。

　しかし、もしも完成猶予事由があるなどした場合には、消滅時効の援用を行っても、時効が完成せず、支払い義務が残ってしまうことがあります。

　そうなった場合にどう対応するのかなど、時効援用を行うメリットだけでなくデメリットについてもきちんと説明をしてくれる弁護士を選ぶことをおすすめします。

⑶　対応実績

　消滅時効の援用であっても、適切に行うためには、やはり手続きに慣れている弁護士に依頼する方がよいといえます。

　そこで、ホームページの内容や、相談の際に詳細に説明してくれるか等によって、対応実績があるか否か確認するようにしてください。

⑷　費用が明確・適正か

　弁護士に手続きを依頼すると、費用が発生します。

　その費用は、現在は事務所ごとに異なっています。

　時効の援用の場合、これまでにもご説明したように、手続き自体はさほど難しいものではありません。

　そのため、費用についても、他の債務整理の手続きと比較すると割安になっている事務所が多いです。

また、成功報酬を定めていない事務所もあります。

　仮に成功報酬が減額１０％とした場合、消滅時効が完成するだけの期間の遅延損害金を考慮すると、成功報酬金が相当な額になることがあります。

　そうすると弁護士費用が多額となってしまいますので、成功報酬が発生するか否かも含め、弁護士費用については依頼前に確認し、きちんと説明をしてくれる事務所に依頼するようにしてください。